受入・前処理
各拠点および提携先から集荷された工業は、七ヶ浜ヤードに集約されます。ここでは素材の種類・状態に応じて予備選別を行い、異物や混入物が多い素材は適切な処理ラインへと振り分けます。
回収された工業雑品を、再生資源として国内外へ供給するための一貫処理体制を構築しています。従来、複雑さや異物混入により「廃棄物」とされてきたプラスチック素材も、当社の高度な技術と設備により、再び活用可能な「資源」へと生まれ変わります。
私たちは「ただ処理するのではなく、未来に生かす」という理念のもと、次世代の循環型社会の形成に貢献しています。

各拠点および提携先から集荷された工業は、七ヶ浜ヤードに集約されます。ここでは素材の種類・状態に応じて予備選別を行い、異物や混入物が多い素材は適切な処理ラインへと振り分けます。


素材は専用破砕機にて粒状に加工されます。
フィルム類・硬質プラスチック・混合素材など多様な形状に対応し、後工程での処理効率を高めます。


破砕されたプラスチックは、洗浄ラインで油分・泥・付着物などを除去。
洗浄後の水はろ過・循環システムにより再利用され、環境への負荷軽減にも取り組んでいます。


洗浄後の素材は、比重選別(遠心選別)ラインを通じて、比重の異なるプラスチックや金属片などを分離します。
たとえば、PP・PE・ABS・PSなどの分別が可能で、異物除去と同時に素材純度の向上を実現しています。


比重差だけでは分離が難しいケースでは、自動化された高度選別ラインを適用します。
これにより、素材の種類だけでなく、色による均一な再生材の生産が可能となります。


最終選別後の素材は、ペレタイザーで均一な大きさに加工され、再生ペレット(樹脂原料)として生まれ変わります。
この再生ペレットは、
などへ継続的に出荷されており、すでに海外出荷実績も有しています。リサイクル素材の国際的な循環にも貢献しています。